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2007年05月16日

ストローベイルハウス

先日、旭川のストローベイルハウスを見に行ってきました

ストローベイルハウスとは、牧草やわらのブロック(ストローベイル)を建築素材にして周りを土壁で固めた「わらの家」のことです。
ストローベイル5.jpg ←ストローベイルの詰まった壁の中
わらは断熱効果が大変高いそうで、夏涼しく、冬暖かいとのこと。
実際、小雨のぱらつく寒い日だったのですが、1台の薪ストーブで家中がポカポカと暖かで、暑いくらい。です(2階に至っては窓を開けるほど)

断熱材代わりのわらだけではなく、解体した際に自然に還る材料を使用するよう配慮もされていました。(なんと流しまで木製です!)土壁の材料も、昔の家からでた土壁を練り直して再利用しているそう。粘りがあって、とても良い土なのだそうです。

合わせて、木材の性質と使い方や木材の世界情勢なども伺うことが出来て、目から鱗でした。
改めて、環境とは?住まいとは?ということを考えさせられた一日でした。

ストローベイル1.jpg ストローベイル4.jpg
左:外側の土壁 右:室内階段、壁は土壁
ストローベイル3.jpg ストローベイル2.jpg
左・木製のシンク! 右:1F天井(配線が大変だったようです)

2007年05月08日

JIOの点検

ダイニチでは、リノベーション&リファイニング物件にJIOさんの点検を行なっております(軽量鉄骨造等、一部対象とならない場合もあります)

中古住宅を購入する際、「古いけど大丈夫かしら?」という思いは皆さんが持たれるところだと思います。御自身で、検査会社へ頼んで見てもらってから購入するという方もいらっしゃることでしょう。
やはり、第三者の目で見てもらうと安心しますよね。

検査をしてもらうと、写真のような報告書が発行されます↓
070508_203407.jpg 070508_203506.jpg
左:小屋裏や床下、外壁や屋根などに劣化があった場合に、その場所と推奨される補修方法を記載したページです。
右:建具の状態や設備・照明器具の状態等を記載したページです
この判定に基づいて補修をしています。

JIOさんでは築20年以内で指摘どおりに補修がなされていれば、5年保証を付けることができますので、ダイニチも築20年以内の物件には保証が付けられるように対応しています。
築年数が20年ではなくてもっと長ければなぁ…。
と、思う日々でございます。
070508_205824.jpg←これがあれば5年保証可能!

2007年04月20日

「夫婦の寝室」についてのアンケート

1月にouchi*clubの「セパレート寝室」について、面白い記事として紹介しましたが、ouchi*clubで、それを踏まえたアンケートがUPされていたのでご紹介です。

以前、高齢者の方向けの住宅改修を専門にやっていたのですが、高齢になると身体的な問題もあり、同室であることにストレスを感じている方も結構いらっしゃいました。「セパレート寝室」の考え方は高齢のご夫婦に良いのではないかな?というところもありましたが、若い方にも意外と賛成が多いようです。最近は共働きだったり、ライフスタイルの変化もあるからでしょうか。
アンケートに調査対象年齢がなかったのが残念!

ouchi*club「夫婦の寝室アンケート」
eyes0498.jpg

2007年02月06日

子どもをはぐくむ住まいづくり

北海道建築士会 女性委員会では、
「子どもの生活の視点」
「子どもにとっての家の役割」
「北海道での暮らし方と住まいのあり方」を通して考える
“子どもをはぐくむ住まいづくり”
についての冊子を作成しています

冊子のご購入・お問い合わせ

社団法人北海道建築士会

〒060-0042   
札幌市中央区大通西5丁目11番地 大五ビル6F
TEL:011-251-6076
http://www.h-ab.net/

070205_101022.jpg 070205_101102.jpg
右:子どもが生まれたばかりから、高校生位になるまでの間取の変化などのアドバイスページ。他に、自然素材のことや日本の行事とすまいの関わりなども取り上げられていて、お薦めです☆。.・*゜

2007年01月15日

セパレート寝室

sepalate.JPG

「ouchi*club」というサイトがあるのですが、
そこで面白い特集をやっていました。
夫婦の寝室の使い方を考えるというもの。
子供部屋は、子供の成長に合わせて間仕切るとか、
子供の独立後は両親の趣味の部屋に…
等とよく取り上げられますが、
夫婦の寝室はそう多くは見かけないかも…。

「最初から計画しましょう!」
というのは語弊があるかもしれませんが(笑)
歳を重ねると、生活スタイルが変わったり、病を持ったりと
環境が変化しますので、
末永く快適な生活には必要なことかもしれませんね。

「ouchi*club」

2006年06月19日

こどもの感性を引き出す「建築と教育」

先日、札幌スタイルデザインセミナーの建築家セミナーへ行ってきました。

平成17年度 北海道赤レンガ建築賞奨励賞受賞作品である「東学園こぐまの森プレイホールガリバー」を題材にお二人の講師
[東 重満氏(学校法人東学園美晴幼稚園)・小西 彦仁氏(有限会社ヒココニシ設計事務所)]が、建設に至るまでの経緯、思いを語られていました。

「幼稚園」と聞くと、砂場に滑り台、小さな机…という姿が思い浮かぶのですが、ここは遊具といえば、中をくりぬいた大きな木の幹であったり、ススキの穂で葺いた小さな小屋や自然の築山…。与えるという発想ではなく、自分で考える力を養うことを大切にしているそうです。

建築物の構造や、デザインも興味深いものであったのですが、
子供たちへの思いや、地域との共生を、設計者・経営者・保育者が何度も話し合い、設計されたものであること。そして、それが息づいていることに大変感銘を受けるセミナーでした。

gullivermini.jpg

2006年06月07日

札幌の景観70色

札幌の景観70色ってご存知でしょうか?
大規模建築物等については周囲に与える影響が大きいことから、札幌市都市景観条例に基づく届出が必要とされているのですが、その中で色彩のガイドラインとして提案されています。
ダイニチでは、外壁を塗装する際、このガイドラインに沿って色を決めています。
大規模な建築が与える大きな影響も大切ですが、小さなものが一つ一つ調和して、素敵な街並みが出来てゆく…そして、街並みが価値になり、そこに住むことを誇りに思う…。
そんな街に住みたいな、と思います。
参考→http://www.city.sapporo.jp/keikaku/keikan/daikibo/sikisai.html